1947年12月オープン(まるちょうちゅうかそばてん)
東京都内にあります、
現在の”つけ麺”の起源・ルーツと言われる
創業75年以上の歴史を誇る超老舗かつ大行列店
丸長中華そば店写真
◎料理写真
◎店内写真
◎外観写真
丸長中華そば店動画
丸長中華そば店グルメレポート
今回は東京都杉並区にあります、
“丸長中華そば店”さんをご紹介します。
都内における
ラーメン激戦区のひとつとして有名な荻窪エリアで、
つけ麺のルーツとなったお店があります。
創業はなんと1947(昭和22)年、
75年以上の歴史を現在も紡ぎ続けている丸長さんです。
創業者である青木 勝治さんはもともと長野県にて
蕎麦職人をされていて、
他4名と共同経営という形でオープンされたのが
始まりと言われています。
店名にもある”長”は長野県から取られています。
そこから大勝軒さんを初め、丸信さん、栄龍軒さんなど
多くの独立店や派生が生まれています。
大勝軒創業者であり、
「つけ麺の神様」と言われた山岸 一雄さんも
こちらの丸長さんでご修行されていて、
当時のまかないとして出されていたつけそばから、
山岸さんが作り上げた”つけ麺”が生まれたといいます。
現在は3代目となる青木 明史さんが、
創業当初から変わらない自慢の味を継承して
今でも連日大行列を作っています。
先にお伝えしておくと、
注文してから提供するまでかなり時間がかかります。
ラーメンで15分前後、
つけそばだと20〜30分はかかりますのでご注意を。
訪問時は平日のゴールデンタイムである、
12時頃の到着でした。
既に10人弱ほど列を作っており、
1時間ほど並んで13時頃に入店、
テーブル席へ着席しました。
メニュー表から店員さんへ口頭注文制となっており、
今回は看板メニューである”竹の子つけそば”を
お願いしました。
店内はカウンター席とテーブル席となっていて、
昔ながらの食堂といった雰囲気と空間でした。
厨房も様子も見え、腰を低くした店主さんが
リズミカルに調理されており、思わず見惚れました。
20分ほどでつけそば登場です。
見た目シンプルながらも大きい器に海苔が掛かった麺と、
丸長と書かれた小さい器にたっぷりと乗せられた
竹の子(メンマ)とつけ汁が揃ったということで、
まずは麺のみを1口啜ってみましょう。
意外にも柔らかい食感…!
もちもちっとした歯ごたえと小麦の香りを
十分に感じる麺でした、自家製麺だそうです。
続いてつけ汁に麺を付けて、1口いただきます。
美味すぎる…!
戦後から続く、「これがつけそばか…!」
と言わんばかりの強烈な味わいです。
サラサラとした動物系と魚介系の旨味に、
酸味・辛味・甘味がそれぞれしっかりと調和された
圧倒的インパクトを残すスパイシーな美味しさでした。
本当に美味しいです…!
さらにつけ汁に加えて、
細かく刻まれたチャーシューと、
たっぷりの竹の子が乗せられているのですが、
どちらも味がしっかり染み込んでいた逸品でした。
あっという間に麺が無くなりました。
向かいに座っていた常連の方からお声かけ頂き、
スープ割りもできるとのことでしたので、
麺が入っていた大きい器に、つけ汁の器を乗せ、
厨房方面にいらっしゃるご主人にお願いすると、
スープ割りをいただけました。
一口飲んでみると、
一気に魚介感がプラスされ、
爽やかな味わいへと変化しました。
あっという間の完食でした。
戦後間もない時期からこんなにも美味しい一杯が
あったと考えると、本当に感動するばかりです。
荻窪という地で、
つけ麺の原点となるつけそばの歴史ある一杯が
いただけたということで、
「やばかったっす」
訪問日:2022年12月16日
(投稿日:2023年 投稿者:𝐑𝐚𝐦𝐞𝐧 𝐬𝐚𝐤𝐮𝐬𝐚𝐤𝐮さん)
丸長中華そば店メニュー
つけそば
大盛つけそば
竹の子つけそば
チャーシューつけそば
自家製ニンニクつけそば
竹の子チャーシューつけそば
ラーメン
大盛ラーメン
竹の子ラーメン
チャーシューメン
ワンタンメン
竹の子ワンタンメン
チャーシューワンタンメン
ワンタン
■サイドメニュー
竹の子(メンマ)
餃子(6個)
シューマイ(4個)
■お飲みもの
ビール(大瓶)
ビール(小瓶)
日本酒
■お持ち帰り
つけそば一人前
つけそば三人前
ラーメン一人前
など
丸長中華そば店備考
・席数/ 20席(カウンター8席、テーブル4席×3卓)
・禁煙・喫煙/ 全席禁煙
・駐車場/ なし
・開店日/ 1947年12月
丸長中華そば店情報
営業時間/ 11:00~15:00
定休日/ 水曜日、日曜日、土曜日は不定休
住所/ 〒167-0051 東京都杉並区荻窪4丁目31−12
電話/ 03-3391-7518